1970年に登場したB110サニークーペは、当時TN戦争と言われたトヨタ対日産の戦いの中、同クラスのライバルであるE10系カローラの対抗馬としてデビュー。その内容はというと、1200ccの直列4気筒OHV A12型エンジンを搭載の『コンパクトながらパワフル!』なダットサンならではの名車だった。CMキャッチコピーの『隣の車が小さく見えます』は明らかにカローラを意識していたと思われる。
オーソドックスでクセの無い万人向けの走行性能、パワフルで吹き抜けが良くなおかつシンプルで弄り修理もしやすいA型エンジン、705kgの軽量なボディ、そして何より安価である事。B110系サニーは優れた大衆車であると同時に、優れたレーシングカーとしての資質も持ち合わせていた。
1970年代の富士GCマイナーツーリングレースをはじめとした数々のレースでは日産ワークスとプライベーターがこぞってこのB110サニークーペをチョイスし、同時期のライバルKP47スターレット、SB1シビックも共にレースを盛り上げ、メインレースを食うほどの人気を得た。そしてホモロゲーションが切れるまでの12年にも及ぶ活躍は多くの人の心に深い感動を残し、1982年の最後の活躍はチャンピオンとして有終の美を飾った。12年に及ぶ歴史はスペック面でも輝かしい功績を残した。特に東名チューンによるエンジンは最終的に160psオーバー、何と9000回転以上回ったという。
これにより『サニーと言えばレース』というイメージが若者に浸透し、当時こぞって太いタイヤを履かせ、TS風フロントスポイラーを取り付け、一生懸命ハンマーでフェンダーを叩き出した、そんな懐かしい思い出をプレイバックするABCホビー1/10ミニシャーシ<ジェネティック>第七弾サニークーペ。シンプルで力強いシルエットをリトルスポーツで再現!海外仕様のダットサン1200クーペのエンブレムもデカールに収録し、細かいバージョンの再現も可能です。
<適合車種>
●ABC HOBBY… Genetic,GOOSE,Gambado ●ATLAS … E54-M1 BeaT ●TAMIYA … M-05,M-06
<ニッサン・サニークーペ ボディデータ>
●全長/Length : 358mm ●全幅/Width : 162mm ●ホイルベース/WheelBase : 208mm
●付属品/With : ハイディフィニションデカール、マスキングフィルム、専用電飾ライトカバー
※写真のボディは広告用に塗装されています。実際の製品は未塗装のクリアボディとなります。
※本製品には走行用シャシー、タイヤ、ホイール、マフラー、ナンバープレート、電飾LEDライトが付属しません。
※"NISSAN"並びに日産製品の名称、ロゴ・マーク及びデザインは、日産自動車(株)の商標 及び/又は知的財産権であり本製品は同社のライセンスにより製造されています。