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ずば抜けた走行性能を見せ付け若者を魅了したバラードスポーツCR-X。それを更に上回る運動性能を手に入れた2代目「サイバースポーツ・CR-X」、世界最速のFFライトウエイトスポーツと言わしめたトップグレードの「SiR」がガンベイドに登場!あのアツかった時代がリトルスポーツの世界で蘇る!!好評発売中の「バラードスポーツCR-X」や「CR-Z」と並べれば夢の競演も可能に!
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三次元CADよりワイド&ローでスポーティーなスタイリングを完全再現!更にコンピュータグラフィックスで描かれたデカールもハイクオリティな仕上がりです。未塗装クリアボディだから貴方の好きなカラーに染め上げることが出来ます!
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<適合車種>
●ABC HOBBY … Genetic,Gambado ●ATLAS … E54-M1 BeaT ●TAMIYA … M-05
<Honda・サイバースポーツCR-X ボディデータ>
●全長/Length : 353mm ●全幅/Width : 161mm ●ホイルベース/WheelBase : 210mm
●付属品/With : ハイディフィニションデカール、マスキングフィルム
※写真のボディは広告用に塗装されています。実際の製品は未塗装のクリアボディとなります。
※本製品には走行用シャシー、タイヤ、ホイール、ナンバープレート、電飾LEDライトは付属しません。
Honda Official Licensed Product
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Honda・CR-X 2代目 SiR(1989〜1992)
1980年代前半、排ガス規制の影響でスポーツカーが不遇の時代を迎えた。そんな中「FFライトウエイトスポーツ」という新しいジャンルを切り開こうとしたホンダから、83年7月にシビックの姉妹車バラードの派生車種として、バラードスポーツCR-Xが登場した。「1ガロンで50マイル走れる高能率なコミューター」をコンセプトに開発されたバラードスポーツはCR-Xは、コンパクトで軽量なボディのおかげで最高速、加速性能をシビックよりもわずかに上回り、その車重に対して充分すぎるパフォーマンスを見せた。高性能エンジンや斬新なスタイリングによって若者に人気を博し、シティと共に80年代前半のホンダのイメージリーダーを担ったバラードスポーツCR-Xは、86年10月にバラードが廃止になると共にバラードスポーツCR-Xもバラードの名を冠しなくなり、シビックのフルモデルチェンジと同時に2代目へとフルモデルチェンジされた。
2代目モデルはCR-Xとシンプルな名称になったが、当時のサイバーパンクブームにあやかって、「サイバー・スポーツ」というキャッチフレーズが付けられた。そのことから、「サイバーCR-X」とも呼ばれている。スタイルは、4代目シビックと同様に全体的にワイド&ローフォルムになり、各部がフラッシュサーフェス化された。初代を踏襲しつつも、初代で実現できた高い運動性能を更に飛躍させている。さらに、初代で難のあったリアの視界の悪さを解消するため、スモークガラス風のエクストラウィンドウが採用された。サスペンションは4輪ともダブルウィッシュボーンとなり旋回能力が格段に向上し、国内ジムカーナなどでは無敵の存在となった。エンジンは初代と同様のZC型1.6リットル直列4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載した1.6SiとD15B型1.5リットル直列4気筒SOHCエンジンを搭載した1.5Xがラインナップされていた。
89年9月、シビックのマイナーチェンジに合わせ、CR-Xもマイナーチェンジ。新たに「V計画、核心へ」というキャッチフレーズが掲げられた。2代目インテグラに続くメーカー最先端技術「VTEC」を備えたB16A型1.6リットル直列4気筒DOHC VTEC16バブルエンジンを搭載した「SiR」が登場。このモデルの最高出力は160PS/15.5kg・mを記録し、排気量1リットルあたり100PSという市販車のNAエンジンとしては驚異的な出力が実現された。ロッド式コントロールの5速MTとVTECエンジンの組み合わせで、若干ロッドの取り回しが複雑になったものの、フィーリング面でのハンデはなく、軽快でリズミカルなシフトワークが味わえる。このSiRの登場により、CR-Xは世界で最も速いライトウエイトスポーツとして世間に認められるようになった。走行性能をとことん追及したこの2代目モデルは走り屋の心をガッチリ掴み、大いに人気を博した。サイバーCR-Xがここまで高い人気を誇ったのは、1つのモデルの中にホンダの名機といわれた2つのエンジン(ZCとB16A)が搭載されていたことにあるかもしれない。
92年にフルモデルチェンジされ、後の97年8月でCR-Xは生産終了となってしまったが、13年後の2010年、エコとスポーツを融合させた新時代のスモールスポーツ「CR-Z」が登場した。そのスタイルやコンセプトはCR-Xを彷彿とさせ、実質の後継車と言えるだろう。