>>グースラインナップ

愛好者から「ヨタハチ」の愛称で呼ばれ、今もなお人気が衰えないトヨタ・スポーツ800。そのオーバルシェイプの可愛らしいフォルムとは、裏腹に最高時速155km/hを叩き出す痛快なフットワーク。数々の伝説を築き上げたトヨタ・スポーツ800がABCホビーの技術で蘇る!

独特な形であるフロントグリル、ヘッドライトなども3DCADによって見事に再現されたボディ、コンピューターグラフィックでリアルに描画されたハイディフィニションデカールでヨタハチの魅力を最大限に引き出します。ボディは未塗装のクリアボディで、当時の純正カラーに仕上げるか、好みで"自分だけ"のヨタハチカラーに仕上げるかは貴方次第です!

<グースシャシーテクニカルデータ>
ホイルベース … 210mm 車幅 … 160mm 全長 … 325mm ロードクリアランス … 3mm〜8mm
重量 … 1050g(ボディ除く) 駆動方式 … 後輪駆動
※シャーシ組み立て済み
※バッテリー、モーター、RC装置は別売

<トヨタ・スポーツ800 ボディデータ>
全長/Length : 380mm 全幅/Width : 162mm ホイルベール/WheelBase : 210mm
付属品/With : ハイディフィニションデカール、マスキングフィルム、専用電飾ライトカバー

※写真のボディは広告用に塗装されています。実際の製品は未塗装のクリアボディとなります。
※本製品に付属するホイールは標準タイプ白色になります。広告用見本はオプションホイールHSタイプにシルバーの塗装を施したものです。
※本製品にはマフラー、電飾LEDライトが付属しません。
※本製品はトヨタ自動車株式会社より正式ライセンスを取得しています。

グース トヨタ・スポーツ800 キット 品番 25001 価格 15,400円(税別)

トヨタ・スポーツ800(1965〜1969)

元々トヨタ・スポーツ800は、庶民が楽しめる安価なスポーツカーとして企画され、1962年10月、第9回全日本自動車ショーにて原型が「パブリカ・スポーツ」の名で参考出品された。当初の名の通りトヨタ・パブリカをベースにしており、エンジンとシャーシのほとんどの機器類をパブリカからの流用もしくは強化でまかなっている。パワーユニットはU型空冷水平対向2気筒OHVを広げた、790ccの2U型を積んだ。それでも、同じカテゴリにあたるホンダ・S600のAS285型直列4気筒DOHC 600ccと比べると雲泥の差であり、スポーツカーとして考えるにはパワーが物足りなかった。しかし、それに関わらずトヨタ・スポーツ800がホンダ・S600の好敵手と称され、日本製小型スポーツカーの秀作として評価が高かったのは、その個性的かつ合理的な超軽量ボディにある。
空気抵抗をを最小限に抑える為、丸みを帯びたキュートなフォルムになり、全高はわずか1175mmしかない。これは当時の国産車の中で異例の低さであった。なお、このトヨタ・スポーツ800の開発主査には初代パブリカの開発主査を務めた長谷川龍雄氏が携わっており、同氏は後に初代カローラ、初代セリカなどの開発主査も務めている。長谷川は元航空技術者で航空機に関して造詣が非常に深く、空気抵抗と軽量化にこだわり続け、エアロボディのライトウエイト・スポーツを生み出すことに強い執念を燃やした。コンパクトなサイズであるがバランスよくまとめられ、今もなお魅力は衰えていない。そして徹底的に軽量化を図った車重は、580kgと軽自動車並みに抑えられている。これらのこだわりが、最高時速155km/hという結果を生み出し、レース活動に多大な功績を残している。65年7月18日の全日本自動車クラブ選手権レースでの浮谷東次郎の逆転優勝は「ヨタハチ」による名勝負として伝説的に語られている。
しかし当時は、2シーターのスポーツカーが大量に売れる程の情勢に至っておらず、輸出もほとんど行われなかった。そのため生産期間は1965年から1969年のわずか4年半、生産台数は3,131台に留まっている。